ヘアカラーの仕上がりで人気の1つとして「透明感」があります。
上の画像は、ハイブリーチした髪をシルバーにしています。この透明感ある仕上がりを白髪染めでもできるのかというと『出来なくはない』といえます。
なぜ、はっきりと出来ると言えないかというと、
白髪の量や髪の状態によりカラーの施術工程が大きく変わってくるためです。
多くの方が持つ透明感のイメージは「透け感」でもあります。
髪が光に透ける感じのことです。
透明感にはそれなりの明るさが必要となります。
白髪は色素を持たないため、すでに1番明るく透明感もある状態です。
上の画像は、白髪をアッシュに染めてあります。このように、髪の毛全てが白髪であれば、1度の施術工程で透明感ある仕上がりにすることはできます。
しかしながら、黒髪と白髪の両方が混在した状態ですと、
黒髪が邪魔をして1度の施術工程で透明感を出すのは困難です。
透明感の度合いにもよりますが、黒髪は明るく脱色しながら透明感ある色味にし、同時に白髪を透明感ある色味だけを入れるというのには限界があるのです。
そのため、白髪染めの1度の施術工程では透明感をしっかり実現するのは厳しいのです。
また、白髪染めカラー剤だけで透明感を出すのは困難です。
白髪と黒髪の両方が混在している状態で透明感をキレイに出すには、最低でも2度の施術工程が必要となります。
透明感のない黒髪に透明感を出す。
すでに透明感のある白髪に色味を加える。
この2つは正反対の作業となるため、1度の施術では仕上がりに限界があるため、まずは下記画像のように黒髪を明るくして、
ベースを作るという施術工程が必要となります。
そして、髪への負担も倍になると考えてください。
もし、透明感を希望するのであれば、最初は1度の施術工程で仕上がりを確認してみることをお勧めします。
それから、優先順位を決める必要はありますが、白髪の染まり具合を少し我慢することで1度の施術工程でも可能な範囲で透明感を出せる場合もあります。
まずは、サロンで相談するのが1番です。
19'01/31|カテゴリ:白髪染めに関するまとめ
h.SHIPでは、「白髪をキレイに染める」「白髪予防のための頭皮ケア」「キレイな髪をキープする」などをコンセプトに、白髪カラーと各種ケアメニューをセットにすることで、白髪で悩むお客様の幅広いご要望にお応えできるようにしています。
白髪染めというのはファッションカラーとは違った難しさがあり、白髪と白髪染めの深い知識と技術力が必要になります。
h.SHIPでは常に新しい白髪染めのカラー剤やテクニックを研究し、現場でお客様のスタイルをよりキレイに出来るよう努力しています。
ヘアケアマイスターでおすすめのスタイリストが、お客様の髪の悩みに親身に向き合います。