白髪染めの色持ちは、単純にいうと暗い色であればあるほど良いです。
ただ、色持ちというのは見方1つで変わってくるものでもあります。
上記画像のように、多くのお客様が黒髪と白髪の両方が混在した状態であり、髪の毛全てが白髪という方は少ないのです。
この状態で白髪染めをした時に、白髪の色持ちの比較対象となるのが黒髪なのです。
黒髪が色持ちの基準となります。
例えば、白髪染めで黒髪に近い自然な仕上がりにしたとします。全体が地毛の黒色になります。
この状態からのヘアカラーの色落ちは、黒髪はもともと黒い状態から黒くしているので、完全に色落ちしてもダークブラウン程度でほぼ黒です。
白髪は、段階を踏んで色落ちしていきます。
わかりやすく大きな段階で表すと、
黒 → ダークブラウン → ブラウン → ライトブラウン → 金髪 →白髪となります。
白髪の色がブラウンくらいまではさほど黒髪との差は気になりません。
これが白髪がライトブラウンくらいに明るくなってくると、色落ちしてきたと感じます。
ここが色持ちのポイントとなるのです。
ライトブラウンとは言え白髪に色が着いている状態ではあります。
下記画像は、髪の毛全てが白髪の場合です。
髪の毛全てが白髪であれば、全てがライトブラウンの状態なので比較対象とするものがありません。
しかし、比較対象となる黒髪(暗い髪色)があるとその差で色落ちしてきたと強く感じることになります。
少し極端な話ではありますが、逆に黒髪を金髪に近いくらい明るいしていれば、白髪と比較した時に色の差が小さくなるため、色落ちも気になりづらいとも言えます。
ヘアカラー(白髪染め)は、髪の外から染料を内部に入れているため、いずれは外へと流出し色落ちという形になっていきます。
1度染めればずっと色持ちするというヘアカラーはありません。
そして、白髪染めの場合は比較対象となる黒髪と白髪の明度差が最初から大きいため、白髪だけが色落ちしたと感じてしまいやすいものです。
実際は、黒髪に入っていた染料も同じように色落ちはしています。
白髪染めで持ちが良い色というのは、白髪染めカラー剤だけで考えれば
トーンの低い(暗い)カラー剤が1番持ちが良いです。
暗めの白髪染めカラー剤には濃いブラウン染料が多く含まれていて、しっかり暗く染まるため完全に白い状態まで色落ちしづらいのです。
1つ注意すべきことは、暗めの白髪染めは色持ちが良いというメリットですが、デメリットとしてカラーチェンジが困難になるということです。
「やっぱり次は明るくしたい」となっても、簡単なことではないということは覚えておいてください。
19'01/31|カテゴリ:白髪染めに関するまとめ
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